仕事の合間などに練習しているイラストと、そのメイキング。
模写・写生・スケッチはよく描いてるのですが、オリジナル要素がないため滅多にアップはしていません。
でも、たまには面白いかなと製作過程を載せてみました。
これからリアルなモンスターやドラゴン、恐竜を描きたい人に参考になる・・・かも?
ファンタジーの生き物を描くとはいえ仕事ですと、現実的な描写、いわゆるリアリティも求められます。
モンスターのフィギュアを写生したり、リアルイラストの図鑑を参考に模写やスケッチを繰り返し、リアルな間隔を体に叩き込んでいます。
リアルなドラゴンを目指すのに、よさげな本を古本屋で見つけました。
今回これを参考にしていきたいと思います。
講談社「どうぶつアルバム8 恐竜と大むかしのいきもの100」650円(税抜)


珍しく「恐竜のフィギュアの写真」を使った図鑑で、イラストの図鑑とは一味違う写真が味わえます。
模型製作は荒木一成さん。細かな掘り込みに加えて躍動感あるフィギュアがかっこいい!

では模写スケッチの練習〜。本誌からギガノトサウルスをチョイス。
練習用という事もあって、真横を向いたものを選びました。

※本誌内の写真の版権は講談社にあります。今回は参考資料・引用という形で写真載せました。
光と影、コントラストがハッキリしている写真を選び、明暗のバランスや間隔を掴んで行きます。
単純に言うと、フィギュアの写真でもよりリアルに見えるものを選ぶ感じ。
今回はシンプルに頭部を描いていきます(色塗りはフォトショップを利用)。
※模写スケッチで申し訳ないのですが、検索から来ている人のために一応サインを入れています。
1.えんぴつ等で下書き

納得行くまで描きこみます。ここで正確に恐竜の輪郭が整っているか、全体バランスの練習。
余計な線は極力描かない、というのも大事。
2.パソコンにスキャナーで取り込んで彩色

取り込んで、下書きのレイヤーを乗算。別のレイヤーを作成して、恐竜のベースになるカラーを塗りつぶし。
3.大体の濃淡や影をつける

同時に恐竜の輪郭をサッサッと整えます。
輪郭を整えるのに迷う・時間がかかる場合は、1.の下書きの時点でムダな線が多いという事です。出来る限り一本にします。
4.本を参考に、光が当たっている所を塗る。

鱗の一つ一つに光を当てる。かなり恐竜っぽくなったかな・・・?
今回ウロコはややザックリとしています。模写というか、スケッチに近いかも。
ここで大切なのは、自分で模写すると決めたら、徹底的に最期まで模写を行った方が、上達しやすいと思います。
ただのスケッチで終わらせるなら、4.ぐらいまででもいいかもしれません。
5.目元を更に塗り込む

目力は大切だし、集中しやすい部分の一つだと思います。
正確な模写とは言い切れませんが、雰囲気は近くなってきました
(実は写真が小さくて、目元がよく分かりませんでした;)
今回の目的はファンタジーのドラゴンを描きたい!という事なので、ここまではまだまだ練習の途中。
続きはまた明日あたりに載せていきます。
続き〜その2はこちら
posted by 七海ルシア(ナナミルシア) at 23:07|
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